集音器はしばしば補聴器と比較され、そのデメリットが強調されることがありますが、実はそれらの点をメリットとして捉え直すことも可能です。今回は、集音器のデメリットとそれをメリットに転じる視点をご紹介します。
ここを見て頂くと、自分に集音器が適しているかを判断することができますよ。
集音器のデメリット
まずは集音器のデメリットを3つご紹介します。
集音器のデメリット|医療機器ではない
補聴器は管理医療機器で、集音器は家電製品です。補聴器は管理医療機器として、第三者機関による厳しい製品テストを受けており、どのメーカーの補聴器も一定水準以上の性能と安全性が保証されています。一方、集音器は家電製品として分類され、性能に関する基準が設けられていないため、開発から販売までがより容易に行われます。集音器を補聴器として販売することは法的に認められていません。一定水準以上の安全性や有効性を求める人には医療機器でない集音器はデメリットに捉えられます。
集音器のデメリット|個人に合わせた調整ができない
補聴器は、個人の聴力に合わせて調整が可能であることです。聴力の低下は人によって異なり、特に高齢になると高音域の聴力が顕著に低下する傾向があります。補聴器は聴力測定を行い、個人の聞こえにくい音域とレベルを特定し、それに合わせて調整を行います。これにより、全体のバランスが取れ、聞こえやすい音になります。集音器はこのような個別の調整ができないため、聞こえを追求する人にはデメリットになります。
集音器のデメリット|音質は補聴器と比べて劣る
補聴器も集音器も、価格が高いほど高度な機能を搭載している傾向があります。集音器は補聴器に比べて価格が手頃であり、そのために音質が劣ることがありますが、それでも多くの方にとっては十分な機能を提供します。補聴器は高価ですが、その分、細かな音の調整や周囲の騒音を抑える高度な技術が搭載されています。集音器は補聴器ほどの高度なモデルはないため、こちらもまた聞こえを追求する人にはデメリットになります。
集音器のメリット
では、今までご紹介してきたデメリットをメリットに言い換えてみましょう。
集音器のメリット|医療機器ではないから多様かつ安価である
集音器は医療機器ではないため、医療機器の認可にかかる費用や製造に関する規制が少なく、多様なデザインや機能を持つ製品が安い値段で市場に出回っています。これにより、消費者は自分の好みやニーズに合わせた集音器を安い値段で選ぶことができるのです。製品としての安全性や有効性を見極める力は必要ですが、多様な集音器を安い値段で購入できるのは大きな魅力の一つです。
集音器のメリット|個人に合わせた調整がないから購入が簡単
集音器は個人に合わせた調整はできませんが、平均的な聴力レベルに合わせた調整は事前にされています。そのため、使用者の聴力が集音器に合えば聞き取りの向上が十分見込めます。補聴器のように定期的なメンテナンスや専門店でのフィッティングが不要であり、すぐに使用を開始できるのです。このように外出せずに購入できるため、使用者は身体的・精神的なストレスを感じることなく、家で快適に集音器を選ぶことができます。
集音器のメリット|音質は補聴器に劣るが、価格が手頃
集音器は補聴器に比べて価格が手頃であり、気軽に使える点が大きなメリットです。やはり高い補聴器と比べると音質は劣りますが、日常生活での聞こえをサポートするには十分な機能を持っています。医療機器としての違いを理解すれば、集音器は気軽に使える便利なツールとして非常に役立ちます。
まとめ
集音器は、補聴器に比べて手軽に試せる選択肢として、多くの方々に選ばれています。価格や使い勝手を総合的に考えると、集音器は日常的な聞こえのサポートには適しており、補聴器が必要な状況でなければ、集音器は有効な選択